ベルガマとベルガモン遺跡

添乗員 阿辻直子さんの日報から
3/30

08:30 ホテル発
10;35〜10:55 トイレ休憩
 エデルミット オリーブの名産
 石けん10個で1個おまけ 
12:20〜13:10 ランチ・ベルガマ市内ASKLEPION
 肉団子、ズッキーニの詰め物など示すと皿に盛ってくれる
13:30〜14:45 ベルガマ
 アクロポリス トラヤヌス神殿、劇場
15:10〜 ランチレストランにてトイレ休憩
16:35〜 イズミール市内に入る
16:45〜17:00 コルドン通り 散策
17:15〜17:30 コナック広場、時計台
17:35〜17:50 トイレ休憩
19:00 ホテル・SURMELI着
            (クシャダシ)

 チャナッカレのホテルを8時30分に出発。12時過ぎにベルガマに到着。レストラン「アクスレピオン」(病院という名)でトルコ料理を食べる。野 菜の煮物が中心で、並べられた料理を指さすと持っている皿に盛ってくれる。薄味で少し塩気がほしいかなと思うものであった。このレストランから出た通りか らベルガモン(ベルガマの古名)遺跡が望まれる。

 食事後、ベルガモンのアクロポリスを見学。山の上の遺跡で大型バスがすれ違うことも難しい細い道をしかも、急勾配、急カーブをそろそろと上る。我 々のツアー同行者のある方は以前見学にきたときは、濃霧であがれなかったとのこと。今日は大変な上天気で暑いくらいであった。
 ベルがモンは、アレンクサンダー大王の死後から始まった都市で、アッタロス王朝の時代に繁栄した。この王朝はローマ帝国とともにシリアと戦い、そのとき 交易の権益を得て、その富でもってアクロポリスの建設を次々に行っている。ゼウス神殿への上がり口の階段や列柱、レリーフはドイツが持ち帰り、現在はベル リン博物館にある。現地には4〜5段の石段が残るのみである。西側には、収容人数が1万人とも2万人とも言われる野外劇場があり、傾斜角が40度という急 勾配である。同行の元気のよいお姉さんに舞台のところから声を上げてもらうと上までよく聞くことができた。


  ゼウス神殿跡

  ひなげしの仲間か、一面に咲いていた。

   野外劇場

 野外劇場を見学した後、観客席の上部から、アテネ神殿、ベルガモン図書館跡を見る。跡形もなく、石畳と列柱の一部がごろごろとしている。ベルガモ ンの図書館の何万点という資料が、クレオパトラの所望をアントニウスが受け入れてアレクサンドリアに運ばれ、結局そこですべて焼失してしまう。


  アテネ神殿跡からハドリアヌス神殿を望む。

  アテネ神殿。中央奥がベルガモン図書館の跡

  ベルガモン図書館の方からアテネ神殿。

 ハドリアヌスの命により、神殿が建設された。白亜の大理石で作られており、すべての石柱が林立していると、壮麗なものであったろうと推測される。 ハドリアヌス自身の像も頭と手足がなく胴体だけである。神殿の石段を登ってみて、石段の高さがあり、我々短足の人間にとっては、ぐっと足を上げないと上れ ない。ローマ人はあまり大きくなかったと聞いていたが、私よりは遙かに身長があったのだろう。ハドリアヌスの神殿で陸亀に出会う。のそのそと這っていた。


  西南から眺めたハドリアヌス神殿

  神殿裏側の列柱

  ハドリアヌス像

  神殿地下通路。アーチが美しい。

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