金 沢 第2日

 午後11時過ぎに就寝したが、暑くて何度も目覚める。トイレに通いながら寝る。瑠璃子さんの午前7時の携帯の目覚ましで目をさますが、ゴロゴロとうたた寝する。
 起き上がって、午前8時に一階のレストランにて朝食を摂る。いつものバナナを半分。葉野菜のサラダに目玉焼き、ベーコン、イカの塩辛、芋。レンコンの煮付けなどをりんごじゅーすで食べて、コーヒーを飲む。
 部屋に戻り、昨日の続きのホームページ作り。






 午前9時半にホテルを出て駅前に行き、バスの周遊券500円を求めてバスに乗り、香林坊で下車。まず武家屋敷を尋ねる。通りがかりの人に訪ねて行く。屋 敷町にたどり着く。土塀に雪害のためか、筵を貼り付けている。その町並みを眺めながら、写真撮り。
 1日フリー乗車券    武家屋敷散策経路






観光客もちらほらと。私と同様に写真撮りに夢中になって いる人がいる。土塀の修理しているところがあり、伝統屋敷の修理であることを証明する市長の証票が掲示されているところも見かける。疎水のあるところまで 出て、メインとなる武家屋敷の野村家に行こうと思うがよくわからず、通りがけの人に尋ねるとすぐ側。お菓子屋さんのお隣。









入館料550円。ここは加賀藩1500石野村家の屋敷とのこと。屋内の座敷もよく保存されており、襖絵も見事なもの。茶室にも上がり、抹茶が300円とい うことでいただく。瑠璃子さんこの茶室に20数年前に来たことを思い出す。当時、私が出張できた時、ついてきてこの武家屋敷を訪ねたようだ。
 武家屋敷跡野村家のパンフレット  




 庭も良い。庭の 池も段差があり、上の池から下の池に水が流れるようにしてある。武家屋敷の町 並みを見たのち、金沢城に行きたいと思ったが、方向がわからず、近くのバス駐車場の係員に訪ね、道筋がわかり、下車した香林坊にたどり着く。バスが来たの で、乗車する。兼六園で下車すると200円取られる。周遊券で良いのではと思ったから、JRバスで使えないことがわかり、現金で支払う。






 兼六園の入り口まで上がり、金沢城公園に赴く。石川門をくぐる。正面の石垣は紙が入らないほどぴったりと石積みされている。左の石垣は荒い。瑠璃子さん が整備されている時期が違うのではないかという。私はそうでないことを以前テレビで見ていたので、説明するが理解してもらえない。案内所の係員にそのこと を尋ねると、同時期に作られたことを教えてくれる。やっと納得。 金沢城石垣めぐり案内  金沢城と兼六園マップ
   金沢城散策経路








 河北門に行き、外側に出て眺め、内部も拝観できるというので、入る。この門は平成22年に復元されたとのこと。事業費が15.6億円。太い松材や欅材が使わ れている。受付の案内の人がいろいろと教えてくださる。




 外に出て、菱櫓と五拾間長屋を眺めて、橋爪門をくぐり抜ける。菱櫓と五拾間長屋は平成13年に、そして橋爪門は平成27年3月に復元されたもの。これらの復元に約46億円であったとか。ここも立派な用材が使われている。外観だけ眺めて、もう一度帰りに内部を拝観す る。雄壮な建物。莫大な費用がかかっているのではないか。
 菱櫓と五十間長屋と橋爪門の案内






創建当時の建物として現存している三拾間長屋を見に行く。入館すると今日から内部の拝観できるよ うになったとのこと。古い建物でありながらしっかりしていると思った。曲がった太い梁を見ながら、我が家の旧宅にも同様の梁があったことを思い出す。 特別公開の案内
 次に玉泉院丸庭園を見に行く。ところがよくよく写真を撮っていてバッテリーもメモリも不足しているのに気づく。あまり長居できないと思い、庭園を上から 眺めて写真を撮る。元の五拾間長屋に戻り、内部を見学する。まだ、年数が経っていないので、木目が綺麗。櫓の上階も上がるが階段が急勾配。踏みはずしては と気をつけるように瑠璃子さんから注意を受ける。用心しながら、上がり降りする。






 石川門の内部も見学できるとのこと。そちらに移動する。途中で若い和服姿のアベックに会う。瑠璃子さんがお茶の稽古で毎週和服を着るのだと言っていた。 石川門は1750年代に作られているということで、確かに古びれているが、しっかりしている。これも創建当時からのもの。今夜、金沢城と兼六園のライトアップがあるそうである。案内をもらったが、甥の結婚披露宴があり、結局見ることはできなかった。
 お城から出て、バス停に降り、金沢駅に戻る。時間的にも余裕がなくなったので、駅の売店でおにぎりを買い求めてホテルの部屋で昼食。
 バッテリーの充電とメモリの写真をパソコンに保存。無用の写真の削除し、甥の結婚式の写真撮りの準備をする。午後2時過ぎに着替えて、午後2時半に控え 室に行く。午後3時半に一階のチャベルで挙式。友人など大勢臨席していて、ほぼ一杯。一人子の長男を抱き、新郎が入場してくる。新婦が父親にエスコートし てもらい、二階から降りて式場に入場する。式が終わった後、一階ロビーで全員の記念写真。親族の集合写真は4階の写場で。それから親族紹介があり、午後4 時半から披露宴。しばらく、待っていると新郎新婦が和服姿で子供を抱いて入室。百人を超える宴席で新郎新婦の付き合いの深さを感じる。
 お開きの前の新郎の父と新郎の謝辞が肩張らず、心情を吐露したもので、我々しばしハンカチのご厄介になる。午後7時半過ぎに。退席。部屋に戻り、着替えて19階のラウンジに上がり、親族で懇談。パソコンを持って行き、幼い頃の写真を見てもらい、思い出話に弾む。


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