ミレト(ミレトス)遺跡

 セルジュークで昼食の後、約60キロメートル南に当たるミレト(古代ではミレトス)を訪れる。到着の時には生憎の雨模様となり、まず円形劇場を見 学。25000人収容ということで、エフェスで見たものと遜色のない巨大さである。遺跡の周りは名も知れぬ草花が咲き競っており、杏の花も咲いて春一面と なっている。

 円形劇場を見学した後、浴場跡を見学。この浴場がまた、大きなもの。水浴場、マッサージ室、軽運動場、温浴場などなど。一回りして高いところに上 がり、付近を眺めると、次々と遺跡が遠望できる。相当に広大な範囲に遺跡が分散しており、まだまだ未発掘の面積が莫大であり、これから何十年にもわたって 発掘調査が必要であろう。

 ミレトスは、イオニアの港町として中心的な都市に発展した。円形劇場の側が港であったが、土砂で埋まって、現在の海岸線はここから十数キロも西と なっている。また、この都市では学問も盛んで、ターレスのような自然科学者も多く生まれたとのことである。

 瑠璃子さんが積み重ねた草山のうえにコウノトリの巣を見つけました。下左の写真の真ん中やや左よりの所にいます。拡大したものが右の2枚です。急 いでビデオのメモリで撮影しました。ややピンぼけですが。コンヤの近くにたくさんのコウノトリが空を舞っていたり、畑でえさをついばんでいたのがいまし た。

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