〜ガウディ建築から・聖家族教会〜

 聖家族教会は、外観からするとガウディの特徴である曲線が多く、何かグロテスクな感じがする。また、内部の骨組みが樹木の幹のような感じで作られ ているが、ガイドの石井氏によると、鎖の曲線によって力学的なバランスをとった設計となっているとのこと。この建物の建築に何百年かかると言われている が、大部分がセメント建築であるので、50年もすると劣化してくる。現在、劣化しないセメントの研究もしているが、いずれにしろ、数年先には完成する。こ の建築費も見物人の入館料から賄っている。日本人観光客が大いに貢献しているのではないか。
 この見学の後、昼食をとり、バレンシアに向けて一路約366qをバスで移動。地中海に面したこの街は、太陽の日差しも強く、確かに陽光に輝くところと感 じた。

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