トレド

トレドの歴史は古く紀元前2世紀のローマ人定住に始まる。 5世紀に侵略した西ゴート人もこの地を首都と定め、その後回教徒もこの地を支配し、正に 色々な文化が交差した独特の雰囲気持った街である。キリスト教文化と回教徒建築が見事に融和した、まさにスペインの歴史そのものだ。マドリッドに近いた め、必ずといってよいほど訪れる観光地。街全体が城壁になっており、タホ川がほぼ3方を囲み残りを城壁で固めた強固な城塞都市だ。 マドリッドから行くと 最初に目に入るのがビサグラの門、カルロスX世門とも言う、こちら側が城壁部分でとても立派な門。 また中心にある大聖堂はスペインのカトリックの本山と なっている。 宗教に興味の無い人でも、十分に堪能できる建築様式と美術品、絵画、彫刻等が多くあり、中でもクストディア(聖体)は純金部分を含め素晴ら しい彫刻である。それから、「オルドス伯の埋葬」を見学。これは素晴らしい。門外不出のもので、ここに来ないと実物にはお目にかかれない。

 

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