第5日 2月18日(水) クライストチャーチ
 夕べは、入眠剤を服用したので、ぐっすり。一度、トイレに。5時前には目が覚めて退屈なのでミ二ipadでドラマを見る。6時で起き上がり、お腹がすいたので、食べ残していたパンとチーズいただく。
 着替えて、パソコンで今朝から過ごしたことを記録するとともに、以前の物への写真の張りつけをおこなう。









 午前8時半集合。今日はサブォイレストラン。9時にテンダーボート乗船に向かう。多勢の人の手荷物をニュージーランドの係官が一つ一つあけて、食品がな いか点検する。その後、クルーズカードのチェック。それから船腹の開口部デッキよりテンダーボートに乗り込む。7,8分程度で波止場へ到着。まずトイレに行 き、それからバスに乗り組む。
 40分頃出発。現地ガイドはNさん。岡山県出身で従兄弟さんが倉敷に。その倉敷市とクライストチャーチは姉妹都市とのこと。標高400mの峠を超え て、1時間半でクライストチャーチに到着。あまり大きなビルが立てこんでいることもない。先年の大地震で大聖堂やビルが倒壊し、日本人も20数人死亡した とか。まだ、町中ではあちこちで工事が行われている。

 紙の聖堂側で下車

 紙で作った聖堂

 パイプが全て紙製

 教会内部

 聖歌隊座席

 2011年大地震で崩壊した大聖堂の一部



 市内観光で、見学したのは、まず紙の聖堂。大聖堂が倒壊したので、日本人の坂茂さんといわれる大学の先生だったか、紙でつくったボール紙のパイプで骨組 みをつくり、特殊なラボネボードで屋根を葺き、雨風に耐えうるだけの建物。中に入ると正面の十字架も紙製のもの。安価であるが丈夫な建物になっている。倒 壊した大聖堂もいつ再建されるがまだ不明だそうだ。震災後の復旧の最中で、まだ手の就いていない建物もあるし、あちこちで修復工事が行われている。 
 紙の聖堂のパンフレット








 ハグレー公園の植物園に行く。植物園だけでも見て回るのに1日かかるという。我々は入り口から200m範囲をぐるりと見て回る。大きな笠の外形を している檜のような大木の中に入ってみると大きな家の中に入ったよう。松の木で、日本の松のように葉が長くなく、短いが枝がうねっていた高木がある。少し傾きかけ ており、倒れてはいけないと枝打ちがされていた。外に出た道路に市電が通っていた。古い型のいわゆるちんちん電車が走っている。








 次にモナベール公園に行く。エイボン川沿いの公園で。いろいろな花や植物が植えられている。川には鴨が泳いでいる。ミニリンゴがたくさん実っていた。そぞろ歩きしながら、花を観賞する。最後の出口近くにバラ園がある。少し盛りが過ぎた感じ。








 12時40分頃、バスへ戻り、アカロア港に戻る。14時過ぎに到着。途中で昼食でも摂るのかと思いきやなし。日程表にも船内でとなっている。現地ガイド さんの案内により、スーパーマーケットへ行く。何かお土産になる物はないかと探す。これはと手に取りよく見るとオーストラリア産。やっと袋物のチョコレー トでニュージーランド産を見つける。カードでの支払いもできるというので、買い求める。
 お腹もすいたので、スーパー近くのカフェでリンゴタルトとマフィンを1つずつ買い、外のシートに腰掛けて食べて虫押さえにする。テクテク歩いて波止場ま で戻る途中、H添乗員といっしょになる。戻るとちょうど15時半のテンダーボートに乗ることができる。そのまま、6階のパシフィックムーンダイニングでア フターヌーンティーがあるのでいくと間に合う。スコーン、サンドイッチ、ミニケーキなど。紅茶でいただく。     アカロアのパンフレット
 部屋に戻り、パソコンで写真取り込みと今日の観光等をメモる。

 アカロア湾のダイヤモンド・プリンセス
 テンダーボート運転席 

 アフタヌーンティーのサンドイッチ

 アフタヌーンティーのクッキー

 ディナーの前菜

 ディナーのサラダ
 17時半に夕食でビバルディレストランへ。今日は広島のご夫妻と同席。ご主人は2年前にこのクルーズを申し込まれたがスキーで体調を崩されてキャンセル され、昨年4月に再度予約してこられたとのこと。しかも、三菱重工へお勤めになられていて、サファイア・プリンセスのアラスカクルーズにお安い費用の家族招 待があったのにいけなかったそうだ。南米での外地勤務を経験されていてご苦労されたことやお好きなスキーのお話などを伺う。
 ダイヤモンド・プリンセスの火災の話にも触れ、火災で底の部分しか残っていなかったとのお話もお聞きした。確か、その火災で納期のことから、サファイア・プリンセスをダイヤモンド・プリンセスとして完成させたとの話も聞いたことを覚えている。
 帰国後、ネットで調べてみると
 2002年10月に艤装工事中に火災が発生し、火災場所は船体中央付近で14デッキの内の下から5番目のデッキからと見られていた。施主のブリンセス・ クルーズ社への納期が2003年7月に迫っていたため、同時に建造していた2番船のサファイア・プリンセスを急遽ダイヤモンド・プリンセスとして7ヶ月遅れ で2004年2月に納入し、炎上した船を造船所の香焼工場に移して焼損部分を完全に撤去し、サファイア・プリンセスとして改修され、2004年5月にデ ビューしているとのことであった。

 サファイア・プリンセス

 ダイヤモンド・プリンセス
 以前、サファイア・プリンセスに掲示されている三菱重工のプレートが2004年と刻印されており、しかも今回ダイヤモンド・プリンセスのプレートも同様 の年次であったことに納得した。製造番号がダイヤモンド・プリンセスはA-2181で、サファイア・プリンセスがA-2180となっていることが、入れ替 わっていることを示している。
 メニューは前菜が鶏肉ときのこのパテ、冷たいグラニースミスとリンゴ酒のスープ、メインはサーフ&ターブ。デザートはリンゴとクルミの春巻き。
 料理のメニュー   デザートのメニュー
 しっかりいただき、満腹となる。


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