第3日 2月16日(月) ロトルア
 夕べは早く寝付き、二回トイレに。午前五時前には起床。五時半に14階ホライゾンで朝食。好きなスモークサーモンとサラダ、フルーツ、ヨーグルトとパン。飲み物はジュースとミルク。
 6時には部屋に戻り、着替えて持ち物の準備。カメラの日付が狂っているのに気づく。サマータイムの設定ができていない。それとホームページの作成。

 朝食

 先が見えないほど長い船内廊下

 乗下船タラップ

 バスへ
 乳牛の放牧

 キーウィ畑
 7時30分に部屋を出て、長い通路を辿って後部エレベーターから5階に降りて集合場所のレストラン・ビバルディに行く。約束の45分到着。8時に下船し、専用バスでロトルア観光。日本人の現地ガイドIさ ん、94年にニュージーランドへ来て、当初ヘリコプターの操縦士として仕事をするつもりであったが、その会社が倒産。いろいろ仕事をした後、14年前から ガイドをしているとのこと。先週、このクルーズの逆コースできた日本人ツアーの皆さんをご案内したが、2日後に帰国ということでお疲れになっておられ、寝 ておられた方が多かったとのこと。
 ニュージーランドの実情などについて、説明。早口で立て板に水。ニュージーランドの産業で一番大きいのは貿易業。農産物や木材を輸出し、輸入で多いのは 自動車。日本車が従って多い。以前は、日本車の中古車が多かった。ガイドさんも7年落ちのスプリンターを800Nドルで買って20年以上乗り、廃車にしよ うとしたら、知り合いのニュージーランド人が500Nドルで買いたいとのことで譲る。それを修理して1,000Nドルで売ったとのこと。ときおり、スー パーなどでその車を見る。シートも張り替えていた。以前はこのタウランカでは牧場が多く、湿地帯だった。しかし、現在は羊から乳牛に変わっているそうで、 大きなタンクーローリーとすれ違うが、これは皆ミルクの輸送車。牧場の後方には、森林があり、全て植林。米松。遺伝子組み換えで材質の固い木材にして育てて いる。その切り出した木材を積んだトレーラーにもよくすれ違う。日本の王子製紙や広島のウッドワンなどが進出してパルプ材などのユーカリや先ほどの米松 (テレゲート・パイン)を植林して日本に輸出しているとのこと。最近、外貨の関係でウッドワンではマレーシアに輸出して、そこで製品化して日本に送り出し ているそうである。しばらく行くとトウモロコシ畑が広がる。これは飼料用。また、キーウィ畑が延々と続く。防風林に囲まれてたくさん栽培されている。大き くて一番良い物が、日本に輸出されるそうである。このキーウィはもともとは中国原産とのこと。これを最初に持ち帰ったのはニュージーランドの女学校校長さ んが、日本と中国を旅行したときに持ち帰ったそうである。それを改良して現在のようなゴールデンキーウィまで作られている。

 テプイアへの入り口

 祭儀場兼集会場

 左の内部

 木彫りの作業

 フラックス

 フラックスの繊維を取り出し作業
 1時間ほどで、ロトルア湖が見え、間欠泉で有名な地熱地帯テ・プイアに到着。その周りの集落からも湯気が上がっている。入場するとマオリの彫り物で装飾 されたサークルがある。これは砦の入り口を模したもの。間欠泉の見える場所に行ってみるが、湯気がたゆたっているだけでまだ上がっていない。そこで、マオ リの建物や工房などを見学。マオリの集会場。人間の体を模している建物とか、冠婚葬祭やいろいろな祈願・儀式を行う場所。すぐ近くにマオリ彫刻の学校とラ ンの仲間だろうか、その葉っぱを乾燥させて籠や敷物を作ったり葉っぱの表皮を剥がして繊維を取り出し、染めて腰蓑や衣装を作る様子等を見学。この草で編ん だ敷物をフィジーで買って帰ったことがある。







 蒸し炉

 住居

 住居
 元へ戻って間欠泉を見に行くと噴き上がりはじめていた。近くの見学場所まで降りて写真撮り。噴出口から2方向に噴き出すとガイドさんが説明。よく見てい ると2方向に強く噴き出すようになる。高台にもあがり、パノラマの写真を撮る。次に泥坊主温泉を見学。別府の泥温泉と同様だが、あまり噴き出してはいな い。ハーブの木やジャイアント羊歯、それに飛べない鳥のキーウィを見に行くがお部屋に籠って出てこない。ディスプレイで見るのみ。時間がもう少しあるの で、マオリの集落展示を見る。焼き石による蒸し料理をする竈突や住まい、畑など。畑にはとうもろこしとさつまいも、南京もある。
  テプイアのパンフレット   入場券






 この後、アグロドームの羊と牧羊犬のショーを見学に行く。この催し物ができるきっかけは、日本で開催された大阪万博ニュージーランド館で羊の毛刈り ショーを行ったところ、好評だったことがきっかけで、始められたそうだ。ステージに上がっていた司会者は日本にも来ていたことがあり、ユーモアを交えて演 技たっぷりで観客を喜ばせる。19種類の羊が次々と登壇。乳牛の乳搾りを何人かの観客に体験させ、子どもたちには子羊の授乳、羊の毛刈り、牧羊犬が口笛の 合図でステージと観客の周りを駆け、羊の背中の上も走る。外でも牧羊犬による羊寄せなどを見学し、12時にレストラン会場へ。

 レストラン専用ゴンドラ

 ゴンドラから湖遠望

 レストラン内部

 プランコ

 レストラン前から

 レストラン用ゴンドラ遠望
 レストランはゴンドラで山の中腹に上がったところ。レストランからロトルア湖を遠望でき眺望がよい。ロトルア湖は火口湖。遠浅とのこと。料理はバイキング。大勢の人が食事を摂っている。1 時30分に下山。バスにてロトルア湖畔に戻り、湖畔や公園、源泉をバスの車窓が見て、土産物店に立ち寄る。私は孫への土産物を購入。それからタウランガ港へ 戻って乗船。

 湖観覧用船とヘリコプター

 コスモス

 右の石垣が

 土産物店

 左の内部

 船内シアターでのマオリのダンス
 7階のシアターでマオリショーがあるというので、見学して、客室に戻る。片付けをして私はパソコンへ打ち込み。






 5時半に夕食レストランビバルディへ降りる。瑠璃子さん、後方のエレベーターでというので、それで降りると6階まででレストランにたどり着けない。再度7階に上がり中央アトリウムへ戻って階段で5階レストランへ。
 しばらく待って入室。名古屋から来られた2夫婦と今日は一緒に食事。前菜はスモークサーモンとザリガニ、ココナツスープ、メインはローストビーフ、デ ザートは洋梨で作ったスフレ。デザートが来るのを待っていると、いつものレモンチェロを注文に来る。グラスを土産にもらえるので、付き合う。3Nドルだっ た。
 料理のメニュー   デザートのメニュー
 午後7時半、レストランを出て客室に戻る。明日は終日クルーズ。K添乗員に電話でキャプテンクルーズの催しがあり、フォーマルに着替えなど時間を取られて少し遅刻するかもしれないと連絡。


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