ザイオン国立公園


自然博物館

ユッカ

 22日は、ラスベガスで一日自由行動ということであったが、ここで博打に、ショウ見物、買い物で一日すごすのも惜しいと思い、現地の旅行社による オプショナルツアーを頼む。一人150ドル。我々の一行の中から私ども二夫婦と他から一夫婦の六人が参加。日系二世だろうか1メートル80は超える大男の 杉さんがオフロードの車で案内してくれる。ラスベガスから約240q。フリーウエイを約120キロでぶっ飛ばす。ザイオンという地名はユダヤ語の聖人と か。コロラド川の支流であるバージン川を遡ったところで、峡谷の岸壁が赤茶色。数億年前の湖底が隆起したところで、鉄分が多いためにこのような色になった ということである。ここでの昼食はロッヂでのバイキングでなかなか美味しかった。
 一番下の右端の写真のユッカという植物は、砂漠に生えていて、葉の先が鋭く、イヤリングのために耳タブへの穴開けにもつかっていたほど、鋭いとか。葉は 叩いてさらし、その繊維で篭を編んだり、ブラシ代わりとして使用する。根っこは水の中でこすってやると泡立つのでシャボンの代わりにしていたとのこと。
 渓谷の一番奥であるテンプル オブ シナワバまで車で案内してもらい、そこから、往復1時間ほどの渓谷を歩く。途中で引き返すように言われたが、行き止 まりまで行く。杉さんが皆さんの健脚には驚いたようだ。中国の武陵源と同じようように険しいが、岩が茶色と黒と大きく異なっていた。

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