座喜味(ざきみ)城跡  (世界遺産)

 伊計島の見学を済ませた後、少し遅くなるが、座喜味城跡を見学しようということで、カーナビを頼りに行く。
 案内によると、座喜味城跡は15世 紀の初頭、築城家としても名高い読谷山按司護佐丸によって築 かれたといわれる。護佐丸は当初、座喜 味の北東約4kmにある山田グスクに居城していたが、1416年 (1422年の説もあり)中山尚巴志の北山城(今帰仁城)攻略 に参戦し、その直後、地の利を考慮し座喜味へ築城したといわれ る。座喜味城跡は 1956年に琉球政府の重要文化財に指定され、日本復帰の1972 年には国指定史跡となる。翌年の1973年から1985年の 間、文化庁・沖縄県の補助を受けて城跡の発掘調査や城壁修理が進 められて、日常的に歴史と触れあえる空間としてよみがえる。2000年12月2 日には村民待望の「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の資産 のひとつとして世界遺産に登録された。城郭の外周は365m 城郭内面積は7,385u、15世紀初頭の城としては中規模の面 積。昭和61年3月に復元されてい る。
 ここの城跡は、城壁の石垣の曲線が美しい。何ともいえないカーブがうねっている景観に見とれる。

 雨が時折、降る中で、見て回る。残波岬の方向を眺める。大きなホテルが遠望できる。お天気がよければ、岬まで行ってもよいが、この天気ではという ことで、今晩の宿泊地の浦添市に戻る。ウェル沖縄うらそえ荘とカーナビで指定すると、近くには来ているのだろうが、とんでもないところにつく。近くの人に 尋ねて、ホテルに電話し、ようやくたどり着く。ホテル内のレストラン係員もここにたどり着くまで迷って困る人が多いとよく言われるとのこと。本当にわかり にくい。しかし、宿泊費は安かった。

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