ラ マンチャ地方  
 セルバンテスが書いた小説「ドンキホーテ」の舞台となったカスティーラ ラ マンチャ地方「カンポ・デ・クリプターナ」は、標高600〜700メートルの広いなだらかな起伏のある平 原である。風車が紺碧の空に映えて美しい。この風車は粉ひきのためのものであったが、あまり使われていなかったそうで、後に海外で活躍していたこの地方の 人が、故郷の風景を取り戻すために建てたとのこと。この村のレストランで昼食としてドンキホーテの結婚式メニューによる田舎料理を食べる。野菜のスープと チキン。素朴な料理だった。野菜のスープがまずまずの味であった。

 昼食の後、グラナダに向かう。約331q。高原地帯から山間の渓谷を抜け、雪をいただいた3000メートル級の山裾を通って、夕刻、グラナダに到 着。
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