アビラ

　サラマンカから約６５㎞のところにアビラがある。アビラの近くになる大きな岩がごろごろとしている。こちらへ出発する前にＮＨＫｈｉビジョンで生中継されていたとき、大変寒そうであったが、この日はそうでもなく、幸いだった。アビラは、１１世紀に建設された城壁に囲まれた街、またスペインで最も高い（高度海抜１１３１ｍ）の街。城壁の長さは２．５ｋｍで市内をぐるりと円形に取り囲み、それぞれ独特の装飾を施した９つの門がある。　見張りのための櫓は８８個あり、中世に戻ったような錯覚さえ覚える。　クアトロ・ポステスから見る城壁はとても壮大で美しいが、冬場は風が強く、とても寒い。　この街は回教徒からキリスト教徒に奪回されてから作られたが、その時代に回教徒の建築家がいたのか、なんとなくアラビック建築を感じさせる。