1月8日(土) ロワール地方の古城めぐり
行程マップ
午前2時頃、暑くて目が覚める。トイレに行き、寝る。4時前に目が覚めて、起きあがり、昨日のメモの整理。
6時前に地下鉄でコンコルドに向かう。昨日買った回数券を通して自動改札を通って、プラットホームに。バラール駅は始発駅。電車がプラットホームに着い
ていたので、乗り込むと間もなく走り出す。9つ目の駅。無事にコンコルドに着いて地上に上がるが、どちらの方向に向かえばよいのか全く検討がつかない。通
り掛かりのタクシーを呼び停めて連れて行ってもらう。6ユーロ。 メトロ(地下鉄)の乗り方 シティラマ社のパンフレット(一部)
![]() シティラマ社前 |
![]() 同左 |
![]() シティラマ社受付窓口 |
シテイラマ社の受 け付けでチケットをもらい、トイレを尋ねると外を指差す。出て捜すが公衆便所があるようにない。近くに喫茶店があり、そこで用をたせということに気づき、 店に入り、トイレを教えてもらい、使わせてもらう。済ませた後で、時間もあるので、カプチーノを2人前頼む。11ユーロ。チップを付けて12ユーロを支払 う。美味しかった。事務所に戻り待つ。日本人も見かけるが、モンサンミッセルかロンドンという人でロワールに向かう人がいない。家内がバスがきているので はというので尋ねると2番スポットのバスとのこと。早速乗り込む。一人掛けでほぼ埋まっているように見えた。前から3番目に2つ並びの席があり、着席。 25人。日本人5人。神奈川県から来た我々より少し年上の女性、それと佐賀県の女性、東京近辺の男性、いずれも30代か。後で分かったのだが、もう一人日 本人がいたが、他の外人グループ。ガイドも英語、スペイン語、イタリア語、ロシア語かポーランド語、日本語とそれぞれワイヤレス受信器で説明。日本語ガイ ドの方は、シモーネさん。フランスの大学で日本語を勉強し、日本にも2〜3年滞在していたことがあり、最近も2年おきには、日本に良く行くそうである。ど こへ行くのか尋ねると、京都、しかも北野天満宮ののみの市に良く行くとのこと。東寺の市は行ったことはないかと尋ねると、そこには行ったことがないとのこ と。この前は、長野に行ったとのこと。蕎麦はおいしかったかと聞くと、おいしかったと頷く。
![]() ロワール地方の並木道 |
![]() 並木道から見た原子力発電所 |
![]() ロワール地方の集落 |
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7時15分の予
定が少し遅れて出発。まだ暗い。8時50分頃で日の出。広々とした田園風景の連続。オルレアンに近くなると田舎の家並みが続く。なかなか趣があり落ち着い
た雰囲気の村々だ。以前、スイスから電車でフランスを旅したときの風景よりよい印象を持った。
9時50分頃にシャンボール城に到着。お天気もよく青空を背景にした城郭は美しい。雨上がりの少しぬかるんだ道を行く。白ぽっい泥は石灰
岩質のためとか。まだ、10時前でオープンししていないということで、城を眺めながら説明を聞く。この城は現在は国有財産。この地方には300の城の半分
が国のもので、残りは個人所有。
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ルネッサンス様式の特徴として屋根が全体の高さの3分の1とか、窓ガラスが十字又はダブル十字になっているとか、こ の城から廊下が十字になってきたとのこと。ダビンチのスケッチにあった二重らせん階段を参考にして作ったこと、部屋数は426など、細々と説明を聞く。
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広場に馬の蹄の蹟があり、馬がいるのかと家内が尋ねるといるとのこと。しばらくして、二頭の馬を引き出してくる。若 い女性が騎乗。国有財産である城の管理は、警察官が行っており、この城周辺の森は東京の山手線の内側ほどの大きさがあるので、道路も十分でないから、馬で 警備しているとのこと。森には、いろいろの動物がおり、ミッテラン大統領も狩りをしていたとのこと。シラク大統領になって狩猟を止めているとのこと。城郭 前面の平屋の建物は馬屋であったそうで、現在も左側は馬屋で右側の方は、ショップになっている。10時になり、城に入る。場内のあちこちには、クリスマス のデコレーションがされている。暖炉では薪が燃えている。壁は石造りで主には石灰岩が使われているので、白っぽい。天井の梁は太い木材。床面は大体が石作 りで、所々はタイルと木目込み。天井は高く、王の間などは寒さ対策で窓の内側に鎧戸が付いてある。また、ベッドの周りも厚いカーテンで防寒されている。有 名な二重螺旋の階段を上る。もっと横幅があるのかと思ったらそう広くない。大人4人が並んで歩くことはできない。中心近くは階段の幅が狭く、歩きにくい。 であるので、二重螺旋にして、登りと下りに分けた方がよいから、見学順路もそのようにされている。何日か前に王たちの物語のシリーズでこのシャンボール城 などの成り立ちなどの放映があり、見ていたので、各所を興味深く見て回る。
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屋上に上がり周囲や城郭を眺め、写真撮り。自由時間が残り少なくなり、急ぎ足で降り、城の全容の写真撮り。なかなか 一枚に収まらない。
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